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椎葉の「村づくり」

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明日の椎葉村をつくっていく、住民の活動を紹介しています。
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2022年4月の記事一覧

諦めムードに流されない!生涯暮らせる地域づくりへ

栂尾地区のご紹介栂尾地区は4つの集落で構成されており、人口は約35名と椎葉村内で人口が最も少ない地区です。高鍋町の河口へと注ぐ小丸川の源流域に位置し、美郷町南郷区が生活圏域にあたります。 栂尾神楽や臼太鼓といった伝統芸能も継承されています。 田舎も都会も変わらない時代。活かせるものを見直す時栂尾地区についてお話を伺ったのは、黒木真澄さんと、黒木美代子さん。お二人は栂尾で生まれ育った同級生です。 栂尾の公民館長を務める真澄さんは、若かりし頃に一度椎葉を出て、大阪で就職をし

伝統を受け継ぎ、絶やさない地域へ。地元×移住者で生み出す秘境の新たなスタンダード

小崎地区のご紹介小崎地区は人口約220人で、8つの集落で構成されています。 神楽や山法師踊りといった伝統芸能の継承が盛んで、地区主催の夏祭りも行われています。 また2020年3月に小崎小学校が閉校したことにより、現在は小学校跡地を活用した新たな構想づくりに取り組んでいます。 陽気に楽しく。すべてはその後についてくる小崎地区についてお話を伺ったのは、那須博章さんと、椎葉智代美さんのお二人です。 博章さんは、小崎地区に継承されている山法師踊りの保存活動を行っています。 博

予想できない未来を超えていく。人が減っても、ここだから紡げる幸せの形

尾八重地区のご紹介尾八重地区は4集落から構成されており、人口は約60名です。ひえつき節発祥の地であり、民謡の継承活動が盛んです。 また、扇山の登山口があり、5月には山開きのイベントが開かれます。山頂付近には、椎葉村の村花でもあるシャクナゲの群生地が広がっています。 最近では、村観光協会と連携した上椎葉ダム湖周遊ツアーも開催しており、村内外から観光客が訪れています。 『予期していなかった事態』を繰り返さないために尾八重地区についてお話を伺ったのは、椎葉里美さんと、椎葉留美

地域おこしには祭りが必要!人が活気を呼び、活気が人を元気にする

大河内地区のご紹介5つの集落からなる大河内地区は、椎葉村の南側に位置し、宮崎県西米良村や熊本県水上村と面しています。椎葉村の中心部までは車で1時間弱。生活圏としては隣接した熊本県球磨郡も含まれる地域です。 一ツ瀬川の源流域で広大な山々に囲まれ、九州大学演習林や矢立高原キャンプ場があります。 産業はミニトマトやホウレンソウ栽培が盛んで、共同出荷場が整備されています。 また文化面では、神楽や臼太鼓踊りなどの伝統芸能も盛んです。 この地域に、祭り事は欠かせない大河内地区につ