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こちらは熊本県境に位置する大河内の矢立高原キャンプ場。久々の矢立高原フェスティバルの開催とあって、椎葉村中からお客さんが集いました。 この祭りの名物は宮崎牛のバーベキュー。入場券がお肉の引換券になっているのですが、この日は完売するほどの集客だったそう。 「今年は道も悪いし、お客さんがどれだけ来てくれるだろう」と主催の『大河内やる気会』の皆さんは少々心配だったそうですが、なんのなんの、蓋を開けると大盛況。竹灯篭づくりに歌謡ショー、親子ダンス、一等賞は大型テレビのお楽しみ
尾向渓谷まつりは、早朝からの釣り大会と午後のエノハ(ヤマメ)のつかみ取り、そして出店とステージで賑わう夜の部と盛りだくさんのお祭り。 今年は残念ながら台風の影響で釣り大会は中止になったけれど、子どもたち(とその親)のお目当てのつかみ取りは大盛況のうちに開催されました。 川を仕切って作った池には何百尾というエノハが放流されていて、初めはおっかなびっくりでその中に飛び込んでいく子どもたちを、実行委員のお父さんたちは、堤の上から優しく見守ります。 自分達がかつて河童のよ
こちらは旧小崎小学校。小崎夏祭りの会場設営のために、朝から地域の皆さんが作業中。夕立の多いこの時期、天気予報とにらめっこしながら、「やっぱり外の方が盛り上がるもんね」と、会場を運動場に決め、「どうじゃったかね、こうじゃったかね?」と四年前の記憶を思い出しながら、汗を流していました。 子どもたちは、射的屋さんに列を成して大はしゃぎ。それをにこにこと相手するのは、地元出身の若手たちです。椎葉の若者は、本当に地域思いで人想い。そんなお兄ちゃんの優しさがまた、子どもたちにも伝染
今年のしいば花火大会は、三十二年の歴史の中で初めて、上椎葉ダム放水との競演が実現しました。 実は八月の花火大会直前に九州沿岸を通過した台風六号の影響で、災害発生の危険性もあり開催が危ぶまれる緊迫した状況でした。ところが幸い大きな被害がなく、一転してダム放水と花火打ち上げが同時に実現するという奇跡的な展開となったのです。 ここ数年間のコロナ禍でも唯一、椎葉の夏の催しとして開催を続けてきたしいば花火大会。花火通の間では、周りをぐるりと囲んだ山々への反響音の迫力が、しいば花火
長い間、それも三年もの間、私たちの上をどんよりと覆っていた雲。コロナ、台風災害・・・。 その雲がようやく晴れた2023年の椎葉は、各地で祭りが目白押し。 再び賑やかさを取り戻した村の、夏の一コマ。 「上椎葉」はよく聞くけれど、「下椎葉」という地名は耳に馴染みがないという方は多いのではなかろうか。 七月のある日、午前十時半、「ドリーム」と書かれた大きな看板が掛かる下椎葉商店に二人のお客さん。朝の一仕事の後、主人の椎葉静男さんと冷たいジュースを傾けながら情報交換のおしゃべり