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椎葉村みんなのnote

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椎葉村のみなさんが椎葉について書いたnoteをご紹介します。
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#秘境

椎葉の大自然を肌で感じる!「渓流釣り」にチャレンジ

椎葉村は、全国有数の照葉樹林があり、耳川や一ツ瀬川の上流がある自然豊かな村です。今回は、そんな自然の中で行う「渓流釣り」についてお届けしたいと思います! 渓流釣りとは、山や川など自然の中に流れる渓流で、ヤマメや鮎などの魚を釣るスポーツのこと。釣り人は渓流での水の流れや状況を読み取りながら正確なキャストを行う必要があるので、技術も求められるんです。 そんな渓流釣りの人たちが一度は訪れたいと思う地、それが椎葉村! 椎葉村の耳川水系では、一生を河川で過ごす河川残留型のサクラマ

青年たちの鯉のぼり

椎葉の山々では、そこかしこで新緑が芽吹くこの季節。冬の間の茶色っぽい景色が一転、今ではどちらを向いても山の黄緑色が日に日に増え、毎年ながらその生命力には驚かされます。 この時期になると、上椎葉の耳川沿いでは鯉のぼりがあがります。この鯉のぼりの仕掛け人は、椎葉村青年会に所属する椎葉の若者たちです。 椎葉村には、全国でも数が少なくなってきている「青年団」が今なお組織されており、その活動を受け継いでいます。地域の清掃活動にはじまり、祭りやイベントの準備・運営、さらに子どもたちに

待望の新商品。近日販売スタート!

久しぶりの編集長通信となり申し訳ございません! 編集長兼「菓te-ri」店主の椎葉昌史です。今回は新商品についてお伝えします。 遂に遂に、菓te-ri待望のお菓子がお目見えとなります。 その名も「宮崎バターケーキ」です! 一言でいうと、高千穂発酵バターを100%使用したフィナンシェのちょっと大きいやつです。 ラインナップはプレーン、栗、柚子の3種類となっています。 なぜ栗と柚子なのか 「なんでマンゴー、日向夏じゃなくて栗と柚子なんだ?」というお気持ち、わかります。

椎葉の冬は神楽 椎葉神楽で見つめ直す、暮らしの中のしあわせ

12月に入り、椎葉村もぐっと寒くなってきました。 「宮崎県だから、暖かいんでしょ?」と思われる方も多いようですが、椎葉村は山の奥の奥、それも秘境と呼ばれるような山間地ですから、頻繁に雪が積もる地域も多く「そろそろ車のタイヤはスタッドレスに履き替えないと」なんて話をしているシーズンです。 さて、椎葉村の冬といえば、なんといっても「神楽」。毎年11月の終わりから12月にかけて、村内のあちこちで神楽が奉納されます。 村内26の集落に伝わる神楽の起源はわかっていませんが、山々に

「椎葉さん」と「那須さん」 椎葉村の名字が語る、村最大のロマン

 先日、宮崎のローカルバラエティ番組「よかばん!!」でも取り上げられたという“椎葉村の謎”を、みなさんはご存知でしょうか。  椎葉村に足を踏み入れると必ず出会ってしまう、ある謎。それは、「椎葉村は『椎葉さん』であふれている」という事実です。  実に村民の約30%が「椎葉」さん。次いで第2位は「那須」さんで、村民の約20%にあたります。  職場でもご近所でも同じ名字があまりに多いので、椎葉村では日頃から互いを下の名前で呼び合うのがあたりまえ。同姓同名なんていうこともよくあ

椎葉村の観光スポットvol.6 椎葉の歴史の奥深さに触れる「椎葉厳島神社」と「民俗芸能博物館」

椎葉厳島神社と、それに隣接した椎葉民俗芸能博物館は、椎葉村の歴史や文化を知るにはうってつけの観光名所です。上椎葉地区の中心部、以前ご紹介した「鶴富屋敷」のすぐお隣に位置しています。 ▼鶴富屋敷の記事 椎葉厳島神社は、壇ノ浦の戦いで敗れた平家追討の命を受けた那須大八郎が、椎葉の山中に逃げ込み、細々と質素に暮らす平家の残党たちの姿を見て哀れんで、平家一族が拝した厳島神社の守護神を勧請して建立したといわれています。 地域を守る神社として住民に親しまれ、12月の冬祭りでは国の重

抱っこリレーが日常に。/日本三大秘境「椎葉村」に移住して考えた 子どもと暮らし1

【新連載】「秘境」と呼ばれる椎葉村には、子どもたちの育ちに大切なヒントがたくさん。移住者から見た暮らしや人々について、ご紹介します。 はじめまして、おもちゃコンサルタントの池田文です。 日本三大秘境といわれる宮崎県椎葉村に住んでいます。 普段は、地域学校協働活動推進委員として放課後の子どもたちへ活動提供や、村の交流施設でのおもちゃイベント企画、ベビーシッターとしての訪問保育、小さな学習塾の運営などを通して、地域の子どもたち・子育て中の親御さんと関わっています。 SNSや

大自然に囲まれて、椎葉村でワーケーション!(「十根川集落フットパス体験」プログラム編)

前回は、椎葉村の交流拠点施設「Katerie」でのワーケーション体験をお伝えしましたが、併せて実施された「十根川集落フットパス体験」のレポートをお届けしようと思います。 十根川集落は椎葉村中心地から車で15分ほど。重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)として国に指定されている貴重な歴史的建築群です。 フットパスは十根川観光駐車場からスタート。木の鳥居を抜けて山道を歩き十根川神社まで移動しました。 道中、巨大な栃の木が。苔むした巨木が並び、秘境感が漂います。 縁結びの

椎葉村の観光スポットvol.5 鶴富屋敷に面影残る平家落人伝説に、歴史への思いを馳せる

鶴富屋敷は、椎葉村の中心部・上椎葉地区にある、村で最もポピュラーな観光名所の一つです。平家落人伝説の残る椎葉の地で、源氏方・那須大八郎と平家方・鶴富姫の恋物語の舞台として知られる鶴富屋敷。別名・那須家住宅として、昭和31年に国の重要文化財に指定されました。 大きくて太い木材を使用しており、家屋前面に縁を横一列に長く配置しています。平地が少ない椎葉の土地で傾斜をうまく利用した独特の建築様式は「椎葉型」と呼ばれています。元は茅葺屋根でしたが、火災防止の観点から昭和38年に銅板葺

こんな仕事が捗る場所があったなんて!椎葉村でワーケーションしてみた(Katerie紹介編)

こんにちは! みなさん、ワーケーションってご存知ですか? ワーケーションはworkとvacationを組み合わせた造語で観光地などでテレワークを活用し、働きながら休暇をとることを指す、昨今注目の新しい働き方の形です。本日は、菓te-ri note編集部メンバーがワーケーションプログラムを作る研修会のために椎葉村に来たので、どうせなら椎葉村でワーケーションしてみようと思いたち実施してみました。 椎葉村でワーケーションをするうえで欠かせないワークスポットといえば、椎葉村交流拠点

椎葉愛が止まらない!「若草HUTTE」今西店長×椎葉編集長の「俺たちの椎葉語り」<後編>

今回のnoteは編集長の対談記事の後編をお届け。お相手は「椎葉愛が止まらない!」という宮崎市のカフェ&コワーキング「若草HUTTE」の店主・今西正さん。「若草HUTTE」は元々、椎葉村のお隣である美郷町のアンテナショップ的な役割も持っており、店内には美郷町の品物がずらり。しかし、ここにあるのは美郷町のものだけでなく、今西さんセレクトの「椎葉の美味しいもの」や「椎葉の魅力に触れられるもの」が置いてあるんです。 過去には椎葉村がらみのイベントや椎葉編集長とのコラボ企画も開催した

世界農業遺産にも認定!日本で唯一継承される椎葉の「焼畑」

椎葉村が日本三大秘境と呼ばれる所以にはいろいろな“ワケ”があると思います。 コンビニがない。信号機が一つしかない。山々が反りたつほどの奥地。平家落人伝説がある。神楽が村内26ヶ所で継承されている……などなど。 その中でも、欠かせないキーワードがあります。それが「焼畑」です。 縄文時代から続く伝統農法である「焼畑農業」を日本で唯一今も継承し続けているのが、ここ椎葉村です。農薬や肥料を使わず、山の斜面を焼いた灰によって土壌を豊かにし、様々な作物の輪作栽培を行っています。 焼

菓te-riのバターサンド×高校生コラボ企画vol.3『羽ばたくコラボバターサンド』篇

いよいよ販売の日… 12月5日日曜日、商業高校が毎年行なっている販売実習「桜マーケット」の日がやってきました。この桜マーケットで、今回作った「さくらバターサンド」と「チーズバターサンド」を、高校生みずから販売します。 フードやスイーツ、小物や野菜、ワークショップなど、高校生がいろいろなお店を出店するため、地元のみなさんも毎年楽しみにしているんだそう。 バターサンド担当の生徒たちは、商品に帯を巻いたり、完成したCMやポスターを使ってSNSで告知したりと、準備は万全です。 さ

椎葉村の観光スポットvol.4 静寂と生命力に満たされた「大久保のヒノキ」の余韻に浸る

以前、椎葉村の代表的な巨木として十根川神社の「八村杉」をご紹介しましたが、今回の巨木もなかなかに味わい深い名木。椎葉を訪れたらぜひとも見ていただきたい場所です。 その名も「大久保のヒノキ」。八村杉からは車で10分ほどで、お隣の大久保集落にあります。この2つの巨木は近くにあるので、椎葉村へ観光にいらした方にはこれらの巨木コースをご案内することが多いのですが、どちらが好みかは本当に人それぞれ。筆者の肌感でいうと、五分五分といったところでしょうか。「どちらもそれぞれに素晴らしい」