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椎葉村みんなのnote

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椎葉村のみなさんが椎葉について書いたnoteをご紹介します。
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記事一覧

椎葉中学校が文部科学大臣賞を受賞

令和4年度、UIキャストは椎葉村教育委員会と業務委託契約を交わし、椎葉中学校の総合の時間を通年サポートする「未来づくり学習支援事業」を実施しました。 今回の受賞では、こうした”地域との協働学習の体制”が大きく評価され、さらなるキャリア教育の充実と推進が益々求められていくと感じました。 なぜ総合の時間のサポートを委託に出したのか 文部科学省の”「総合的な学習の時間」の一層の充実”に記載があるように、各学校の指導要領を踏まえた授業となるため、各教科における先生方の専門性のよ

「椎葉さん」と「那須さん」 椎葉村の名字が語る、村最大のロマン

 先日、宮崎のローカルバラエティ番組「よかばん!!」でも取り上げられたという“椎葉村の謎”を、みなさんはご存知でしょうか。  椎葉村に足を踏み入れると必ず出会ってしまう、ある謎。それは、「椎葉村は『椎葉さん』であふれている」という事実です。  実に村民の約30%が「椎葉」さん。次いで第2位は「那須」さんで、村民の約20%にあたります。  職場でもご近所でも同じ名字があまりに多いので、椎葉村では日頃から互いを下の名前で呼び合うのがあたりまえ。同姓同名なんていうこともよくあ

椎葉の冬は神楽 椎葉神楽で見つめ直す、暮らしの中のしあわせ

12月に入り、椎葉村もぐっと寒くなってきました。 「宮崎県だから、暖かいんでしょ?」と思われる方も多いようですが、椎葉村は山の奥の奥、それも秘境と呼ばれるような山間地ですから、頻繁に雪が積もる地域も多く「そろそろ車のタイヤはスタッドレスに履き替えないと」なんて話をしているシーズンです。 さて、椎葉村の冬といえば、なんといっても「神楽」。毎年11月の終わりから12月にかけて、村内のあちこちで神楽が奉納されます。 村内26の集落に伝わる神楽の起源はわかっていませんが、山々に

台風後の一斉清掃

今日は、村内の一斉清掃でした。 秋晴れの気持ちのよい作業日でした。 改めて知る台風の影響 私の住んでいる地区では、普段はみんなで峠まで道切り(道の草切)やごみ拾いをするのですが、今回は台風の被害で道が通れなくなっていたり、各家への枝道被害の対応もあり、いくつかのグループに分かれて作業になりました。 男性陣は草切りを、女性陣は刈った草をまとめたり、道路の上の砂利をくわでのけたりしました。 歩きながら、改めて9/18の台風14号の被害状況(の一部)を詳しく知りました。 広

台風14号で失われた、当たり前の日常を取り戻す〜復興へ向けた椎葉村民のレジリエンス〜

〜記事の最下部に災害義援金の情報を掲載しております〜  全国各地、そして宮崎県内でも猛威をふるった過日の台風14号。椎葉村での被害も、甚大なものとなりました。道路の崩落や土砂崩れなどは、村道・林道を合わせると270箇所以上にのぼり、その他にも農地や山腹、商工業施設などに大きな被害が及びました。その被害総額は、現時点で80億円を超える見込みだといいます。  台風の通過後、すぐに地元消防団による復旧作業が始まり、役場では徒歩による災害調査が行われました。道路には土砂が溢れ、ま

UIターンを生む図書館(クリエイティブ司書Instagramシリーズ)

今回の「クリエイティブ司書Instagramシリーズ」では、最近いただくことが多い講演・寄稿の内容を少し抜粋してお届けしています。テーマはやはり「UIターンを生む図書館」。 講演などのご依頼を希望される方へは資料をポートフォリオ的にお示しすることもできますので、小宮山剛まで各種SNS等にてご連絡をいただけますと幸いです。クリエイティブ司書の名刺をお持ちでぶん文Bunのメールアドレスをご存知の方は、どうぞそちらへお寄せください。 (椎葉村図書館「ぶん文Bun」の職員としてご対

椎葉村の観光スポットvol.6 椎葉の歴史の奥深さに触れる「椎葉厳島神社」と「民俗芸能博物館」

椎葉厳島神社と、それに隣接した椎葉民俗芸能博物館は、椎葉村の歴史や文化を知るにはうってつけの観光名所です。上椎葉地区の中心部、以前ご紹介した「鶴富屋敷」のすぐお隣に位置しています。 ▼鶴富屋敷の記事 椎葉厳島神社は、壇ノ浦の戦いで敗れた平家追討の命を受けた那須大八郎が、椎葉の山中に逃げ込み、細々と質素に暮らす平家の残党たちの姿を見て哀れんで、平家一族が拝した厳島神社の守護神を勧請して建立したといわれています。 地域を守る神社として住民に親しまれ、12月の冬祭りでは国の重

抱っこリレーが日常に。/日本三大秘境「椎葉村」に移住して考えた 子どもと暮らし1

【新連載】「秘境」と呼ばれる椎葉村には、子どもたちの育ちに大切なヒントがたくさん。移住者から見た暮らしや人々について、ご紹介します。 はじめまして、おもちゃコンサルタントの池田文です。 日本三大秘境といわれる宮崎県椎葉村に住んでいます。 普段は、地域学校協働活動推進委員として放課後の子どもたちへ活動提供や、村の交流施設でのおもちゃイベント企画、ベビーシッターとしての訪問保育、小さな学習塾の運営などを通して、地域の子どもたち・子育て中の親御さんと関わっています。 SNSや

大自然に囲まれて、椎葉村でワーケーション!(「十根川集落フットパス体験」プログラム編)

前回は、椎葉村の交流拠点施設「Katerie」でのワーケーション体験をお伝えしましたが、併せて実施された「十根川集落フットパス体験」のレポートをお届けしようと思います。 十根川集落は椎葉村中心地から車で15分ほど。重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)として国に指定されている貴重な歴史的建築群です。 フットパスは十根川観光駐車場からスタート。木の鳥居を抜けて山道を歩き十根川神社まで移動しました。 道中、巨大な栃の木が。苔むした巨木が並び、秘境感が漂います。 縁結びの

朋有り遠方より来たる そして行く その壱

埼玉で保育園に勤めていた時の同僚が椎葉に来てくれました。 約10年前、私が転職した先で、彼女は新卒として入職し、一回り以上年は離れているけれど同期でした。保育についていろいろ話せる友人で、夏休みの子どもの見守りを手伝ってくれました。 保育視点で地域性を見る 私が移住してから4年、椎葉の子どもの育ちについていろいろな気づきがあったけれど、保育的視点でこの気づきを共有できる機会が今までありませんでした。 彼女が短期間ではあるけれど、椎葉の山々に暮らして感じたこと、椎葉の子ども

椎葉村の観光スポットvol.5 鶴富屋敷に面影残る平家落人伝説に、歴史への思いを馳せる

鶴富屋敷は、椎葉村の中心部・上椎葉地区にある、村で最もポピュラーな観光名所の一つです。平家落人伝説の残る椎葉の地で、源氏方・那須大八郎と平家方・鶴富姫の恋物語の舞台として知られる鶴富屋敷。別名・那須家住宅として、昭和31年に国の重要文化財に指定されました。 大きくて太い木材を使用しており、家屋前面に縁を横一列に長く配置しています。平地が少ない椎葉の土地で傾斜をうまく利用した独特の建築様式は「椎葉型」と呼ばれています。元は茅葺屋根でしたが、火災防止の観点から昭和38年に銅板葺

こんな仕事が捗る場所があったなんて!椎葉村でワーケーションしてみた(Katerie紹介編)

こんにちは! みなさん、ワーケーションってご存知ですか? ワーケーションはworkとvacationを組み合わせた造語で観光地などでテレワークを活用し、働きながら休暇をとることを指す、昨今注目の新しい働き方の形です。本日は、菓te-ri note編集部メンバーがワーケーションプログラムを作る研修会のために椎葉村に来たので、どうせなら椎葉村でワーケーションしてみようと思いたち実施してみました。 椎葉村でワーケーションをするうえで欠かせないワークスポットといえば、椎葉村交流拠点

椎葉愛が止まらない!「若草HUTTE」今西店長×椎葉編集長の「俺たちの椎葉語り」<後編>

今回のnoteは編集長の対談記事の後編をお届け。お相手は「椎葉愛が止まらない!」という宮崎市のカフェ&コワーキング「若草HUTTE」の店主・今西正さん。「若草HUTTE」は元々、椎葉村のお隣である美郷町のアンテナショップ的な役割も持っており、店内には美郷町の品物がずらり。しかし、ここにあるのは美郷町のものだけでなく、今西さんセレクトの「椎葉の美味しいもの」や「椎葉の魅力に触れられるもの」が置いてあるんです。 過去には椎葉村がらみのイベントや椎葉編集長とのコラボ企画も開催した

世界農業遺産にも認定!日本で唯一継承される椎葉の「焼畑」

椎葉村が日本三大秘境と呼ばれる所以にはいろいろな“ワケ”があると思います。 コンビニがない。信号機が一つしかない。山々が反りたつほどの奥地。平家落人伝説がある。神楽が村内26ヶ所で継承されている……などなど。 その中でも、欠かせないキーワードがあります。それが「焼畑」です。 縄文時代から続く伝統農法である「焼畑農業」を日本で唯一今も継承し続けているのが、ここ椎葉村です。農薬や肥料を使わず、山の斜面を焼いた灰によって土壌を豊かにし、様々な作物の輪作栽培を行っています。 焼