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【協力隊活動日記】椎葉平家まつりに初参加!

 記事にするのにちょっと時間が空いてしまいましたが、1カ月前の11/11,12の土日に、4年ぶりの椎葉平家まつりが開催されました。

 筆者は大学院生の2019年冬から椎葉村を訪れていましたが、コロナ禍で中止が続き、まだ平家まつりは見たことがありませんでした。

 そのため待ちに待った平家まつりだったわけですが、なんと武者行列の平家方の従者役を仰せつかり、参加してきました!

法楽祭の出番前にパシャリ(大八郎くらい大きい従者が筆者)

 11/11土曜日の18時から、鶴富姫法楽祭という鶴富姫の慰霊と平家まつりの安全を祈願する儀式がありました。鶴富屋敷にいる鶴富姫を、大八郎の家来である武者がお迎えに行きます。

鶴富屋敷にいる鶴富姫を迎えに行く武者
大八郎に会いに行く鶴富姫

 その間、従者は鶴富屋敷の下で待機していたのですが、上で何か荘厳な雰囲気を感じて、鶴富姫が下りてくるのを今か今かと待っていました。きっと、鶴富姫が存命だった当時の従者もこんな気持ちだったのでしょう。

 そしていよいよ、武者に先導され鶴富姫が下りてきました。鶴富姫が蓮台に乗り込み、大八郎が待つ陣屋敷(中央ステージ)に向かいます。

蓮台に乗って移動する鶴富姫

 先導する武者が持つ松明の明かりに照らされた鶴富姫は、おそらくとても美しかったのでしょう。筆者は蓮台の後方を押しておりましたので、直接見ることはかないませんでしたが。

とても幻想的なので別アングルでもう1枚

 陣屋敷についた鶴富姫は、大八郎とのつかの間の逢瀬がかないました。舞台上で雅なやり取りが行われているであろう時、筆者たち従者は舞台前の椅子に座り、ただ前だけを見つめておりましたので、何も描写できないことが残念なのですが、鶴富姫の御霊と大八郎の御霊が時を超えて邂逅したのを感じました。

陣屋敷でやっと会えた大八郎と鶴富姫

 さて、1日目は以上で出番は終了で、次は2日目の武者行列です。

 武者行列は陣屋敷から鶴富屋敷まで大八郎が鶴富姫を迎えに行く往路と、鶴富姫や観光椎葉を列に加えて陣屋敷へ向かう復路から構成されます。筆者たち平家方従者は鶴富屋敷で大八郎が来るのを待っていました。

 遠く陣屋敷から「出立!」という大八郎の威勢のいい声が(スピーカーを通して)聞こえてきて、いよいよ来るぞと身が引き締まる思いがしました。大八郎の前に、宮崎学園高校吹奏楽部の皆さんがマーチングを披露してくださって、沿道がだいぶ温まっていました。

出立する大八郎
行列の先頭を歩くマーチング隊

 鶴富屋敷での逢瀬の後、鶴富姫が蓮台に乗り込み、筆者は再び後ろを押します。椎葉民俗芸能博物館下から中央ステージまでの700m程を練り歩いたのですが、その間お客さんが絶えることなくずらりと沿道に並ばれていて、平家まつりの注目度の高さを感じました。

中学生も列に加わります
源氏方は鎧が着られてうらやましいです…
次に平家方です
平家はやはり公家っぽいですね
頭にかぶっているのは「市女笠(いちめがさ)」と言うらしいです
なんだか蹴鞠をしそうな恰好
お待ちかねの鶴富姫
手を振ってくれる鶴富姫
続いて観光しいば
笑顔で撮影に応じてくれる観光しいば
未来の鶴富姫と大八郎(かもしれません)
口を結んだ子ども大八郎が可愛らしい
おつるちゃんも籠で運ばれます
行列を見る皆さんでにぎわっていました

 陣屋敷についたら一同勢揃いで整列です。筆者は再び舞台前で前だけを見つめていましたので分からないのですが、おそらく大変豪華絢爛だったでしょう。

 写真撮影タイムを経て、そのまま閉会のあいさつに移り、これにて閉会。
と思いきや、なんとここから餅撒きタイムでした。舞台前で整列した従者たちの頭の上を、村長や実行委員長などが投げる餅が飛び交う様子は大変面白かったです。

 餅撒きが終わり、本当に閉会を迎えました。4年ぶりの平家まつりが無事に終わり、自分の出番も終わり、ほっとしました。

 平家まつりを作り上げてくださった方々に感謝して、支給されたお弁当をいただきました。


文責
椎葉村地域おこし協力隊
移住コーディネーター 日本で最も美しい村連合アンバサダー
森崎慎也

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