#秘境で働く 山師のおしごとvol3【求人あり〼】
日本三大秘境と呼ばれる宮崎県椎葉村。東京23区と同じくらいの広大な面積の約96%は森林です。林業に従事する人のことを「山師(やまし)」と呼んでいます。ひと世代前に植えられた木を伐採して収益とする林業の営みは山深い椎葉村の大切な産業として栄えてきました。
ここで働く人はどんな価値観で働いているのでしょうか?
今回は育った木を伐採し、搬出する”林産班”のご紹介です🌄
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▲重機の大きな音が鳴り響くので一回止めないと声で指示することができません。重機に乗らない人は、操縦している人の視線や重機の動きから、何をして欲しいのか汲み取って作業を進めていきます。まさに阿吽の呼吸。その様子は見ていてとても爽快な程です。
▲最年少は入社1年目の椎葉大樹(しいばだいき)さん、20歳。幼い頃から山師だった父に連れられてよく山に行っていた影響で「将来は山師になる」と決意。19歳で椎葉村にUターンしました。林業大学校で山師に必要なスキルを身につけて、現場で活躍しています。大樹さんは寡黙で優しく、それでいて手際のよい先輩たちに囲まれて、のびのびとお仕事ができているようです。
椎葉村では林業大学校に行くための支援もしており、未経験の方でも必要なことを短期集中で学ぶことができますよ!
▲こちらは親方の喜徳さん。重機を自分の手足のように使って、きれいに丸太を積み上げます。こんなに大きくて重たい木材を、えんぴつをきれいに積み上げるかのようにあっさりと運んでいく様子は圧巻です。
重機を入れるための作業道は最低限の幅で、重機がやっと通る程。その狭い場所でも安全に、効率的に阿吽の呼吸で次々と木材を搬出していきいます▼
こちらは最年長の椎葉信男(しいばのぶお)さん。以前は親方をしていましたが、現在は喜徳さんに代替わりをしたそうです。
高性能林業機械はゲームのコントローラーのようにたくさんのボタンがついているレバーで操縦します。この世代の元親方が最新の高性能林業機械を手足のように操る姿は正に「かっこいい」の一言。
信男さんの技術の安定感や信頼感は、この班の空気を作っているようで一緒に働く人たちへの期待を込めた思いやりも、どことなく感じることができるような作業班。山師のかっこよさを、一度見学に行くことをお勧めします!
収穫期を迎えた山には、所狭しとスギの木が並んでいます。その一本一本を伐採してすべてを収穫し終えると、そこに広がるのは、視界の開けた高い空とどこまでも続く雄大な山並み。これは山師にしか味わえない景色であり、美しい仕事をやり遂げたという達成の光景でもあるように感じられました。この恍惚感こそ、山師のひとつの醍醐味なのかもしれません。
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