【椎葉若者写真鑑】 富どの亭
道路のアスファルトからジリジリと焼けるような夏のある日、不土野の小川の、なんとも楽しそうな場所を訪ねました。
民宿『富どの亭』のご主人、椎葉鉱蔵さんが企画した『秘境の秘密基地、橋の下のファミレス』。涼しい沢で水遊びするもよし、昼寝するもよし、置かれたトランシーバーで注文すると、富どの亭からお弁当やラーメンなどが届きます。
いつも面白い企画を考える鉱蔵さんの隣では、常に息子の栄一さんがサポートをしています。この日も『橋の下のファミレス』は栄一さんが担当。林業の仕事が休みの日も栄一さんは大忙し。富どの亭としての出店、イベントの運営、観光ガイドも行う行動力の持ち主で、椎葉村の前青年会長も務めるほど周りからの信頼も厚いのです。
「椎葉におると、家のこととか地元のことは自然と一生懸命になりますね」と栄一さん。
少し恥ずかしがり屋だけど、優しい雰囲気と語り口調に、つい長居してしまいました。
ONLY ONE Shiiba issue16『椎葉若者写真鑑』より