【現役協力隊ミッション紹介】ヒトを育てる e スポーツプレイヤー~秘境で e スポーツ~
日本三大秘境の椎葉村で、地域おこし協力隊はどんなことをしているんだろう?
「秘境」って、とても惹かれる言葉だけれど、同時に不安にもなりますよね。
お問合せでも「椎葉の隊員はどんな人がどんな事をやっているの?」と良く聞かれます。
椎葉の特徴はミッションがとてもユニークで、OBOGとの連携もあり、とても賑やか。
そんな椎葉村の魅力ある隊員達を紹介し、少しでも椎葉村地域おこし協力隊に興味を持っていただけたらと、隊員インタビューをシリーズとしてご紹介します。
今回お話を伺ったのは、人を育てる e スポーツプレイヤーのソーントン・マイク・直樹さんです。
エレクトロニック・スポーツ
▼地域おこし協力隊としての現在の活動内容を教えてください。
「ヒトを育てる e スポーツプレイヤー」というミッションのもと、小~中学生を対象に論理的思考力や IT リテラシー向上を目的とした e スポーツ教室の開催、お祭りでブースを借りてゲーム大会などの企画や運営を行っています。また、お年寄りの健康寿命の延伸や娯楽の提供を目的とした、高齢者向けサロンの訪問なども行っています。
▼ミッションのどんなところに惹かれて応募したのですか。
もともとコンピュータ関係の仕事や趣味を持っていたこともあり、e スポーツという分野に前から注目していたこと、そして「人を育てる e スポーツプレイヤー」という募集内容が今までにない新しい試みであるという点で、やってみる価値があるのではないかと考えて応募しました。
▼秘境で活動するうえでどんなところに難しさを感じますか。
地理的な問題で活動の難しさを感じたことはほとんどありません。
しかし、地域おこし協力隊として活動することで、自分が今までどれほど分業化が進んだ場所で生活していたかを日々痛感させられます。プログラマーならプログラミング、営業員なら営業をこなせば良いという訳でなく、その分野に関係する一切の事柄を把握するという、経営者的な視点が求められるのではないかと思います。そのため、日々新しいことを体験し勉強する必要がある分、急速に自分が成長していく実感が得られます。
地域おこし協力隊の任期は3年と決まっており、その後に独立する隊員もいると思います。その際に、この経営者的な視点と日々新しいことを勉強していくマインドは、大きくプラスに働くことだと考えています。
eスポーツでこれからのワクワクをつくる
▼今後の活動目標や夢を教えて下さい。
現在は椎葉村の人やコミュニティーを「内側」から活性化させて行くことを目指していますが、e スポーツチームの合宿地として椎葉村に誘致することで「外側」からのアプローチも視野に入れています。
また、学校の総合学習や部活動として e スポーツが起用される道も模索しています。現在は椎葉村交流拠点施設 Katerie にて教室や大会を開催していますが、学校との連携を強化することで、より多くの子供たちに e スポーツを通して、新しい角度から教育の機会を提供できるのではないかと考えています。
インタビュアー
椎葉村地域おこし協力隊
移住コンシェルジュ
玉野由子