マガジンのカバー画像

椎葉へ「UIターン」

22
椎葉村へUIターンした人にお話を聞きました。
運営しているクリエイター

2021年7月の記事一覧

「田舎がつまらん」は自分次第。日本唯一の焼畑継承者が描く未来の基準は「楽しく、おもしろく」

今回は、尾向地区・向山日添で民宿「焼畑」を営みながら、椎葉の焼畑農業を継承されている椎葉勝(しいば まさる)さんにお話を伺いました。 世界農業遺産にも認定された椎葉の焼畑は、日本で唯一これまで一度も途絶えることなく受け継がれてきた貴重な事例として、高い評価を受けています。 その長年の継承の裏にある苦労や思いとは、どのようなものでしょうか。 勝さんに、焼畑の未来、また椎葉の未来について語っていただきました。 やっぱり故郷だから、帰りたくなった 若いころは、島根県出雲市を

“畑耕す移住者”SDGsファシリテーターが、椎葉村の未来に伴走。原動力は「自分も村を構成する一人」という感覚

今回お話を伺ったのは、2021年3月に椎葉村地域おこし協力隊を卒業し、合同会社ミミスマスにて椎葉村第6次長期総合計画の策定支援を行っている内村光希(こうき)さんです。 2018年に椎葉村に越してきた、移住者の内村さん。 栂尾(つがお)という地区に家族3人で暮らしています。 現在、栂尾地区の戸数は18軒で、人口は30人ほど。 その平均年齢は65.4歳と、いわゆる“限界集落”と呼ばれる地区です。 そんな地区に仲間入りして早4年。 週末は奥さんや小さなお子さんと一緒に、畑を耕