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【現役協力隊ミッション紹介】ローカルエディター~秘境に住み、秘境のいまを伝える~

日本三大秘境の椎葉村で、地域おこし協力隊はどんなことをしているんだろう?

「秘境」って、とても惹かれる言葉だけれど、同時に不安にもなりますよね。
お問合せでも「椎葉の隊員はどんな人がどんな事をやっているの?」と良く聞かれます。
椎葉の特徴はミッションがとてもユニークで、OBOGとの連携もあり、とても賑やか。
そんな椎葉村の魅力ある隊員達を紹介し、少しでも椎葉村地域おこし協力隊に興味を持っていただけたらと、隊員インタビューをシリーズとしてご紹介します。

今回お話を伺ったのは、ローカルエディターの中川薫さんです。

【プロフィール】
熊本県熊本市出身。高校卒業後、アメリカと東京で映画製作を学ぶ。その後、東京で映画助監督や撮影スタジオ勤務などを経て、2020年より宮崎県椎葉村に移住。地域おこし協力隊として地域のメディアづくりを通じ、椎葉村の魅力を村内外に発信している。


地域に根差したメディアづくりでUIターンを生み出す

▼地域おこし協力隊としての現在の活動内容を教えてください。

椎葉村の「人」に焦点を当てながら、暮らし、仕事、文化、風習などについて紹介する情報誌『ONLY ONE Shiiba』の制作が主なミッションです。冊子やオンライン記事、SNS、映像などのコンテンツを制作して発信し、「日本三大秘境」と呼ばれる椎葉村の本質を感じてもらいたいと思っています。それをきっかけに、椎葉に興味を持つ人が生まれ、移住者や関係人口が増えることを目的としています。また、村民や村出身者にはこの土地の「当たり前」の魅力や価値を改めて感じてもらい、Uターンも増えるといいなと願っています。

▼ミッションのどんなところに惹かれて応募したのですか?

東京で映像関係の仕事をしていましたが、先々のキャリアに行き詰まりを感じていました。そんな時、地元の九州で何かおもしろそうな仕事はないものかと軽い気持ちで検索して出てきたのが、椎葉村の情報誌『ONLY ONE Shiiba』制作をミッションとする地域おこし協力隊の募集記事でした。

「日本三大秘境」というワードには興味をそそられましたし、役場から無料で送ってもらった『ONLY ONE Shiiba』の冊子を実際に手に取ってみて、「こんなに素敵なものを、そんな山奥でつくっている人たちがいるんだ」という感動をおぼえました。写真や文章、デザインも、素朴だけれど心に迫るものがありました。思い切ってこれまでの生活を手放し、秘境へ住んでみるワクワク感に賭けてみようと決心しました。


椎葉村情報誌「ONLY ONE Shiiba」
https://shiiba.jpn.org/
※無料で発送できますので、興味がある方は是非お求めください

椎葉村情報誌「ONLY ONE Shiiba」


当たり前の日常に潜む価値を、見える形へ

▼中川さんにとって写真や映像など、その魅力はなんですか?

普段は気に留めない誰かとの時間や場所でも、映像や写真で日常を切り取ることで心を打つこともあります。椎葉には生きた自然、人々の生きた関係性があります。それらを見える形で抜き出し、多くの人に見てもらいたいと思っています。

▼協力隊としての目標、中川さんの夢などあればお聞かせ下さい。

椎葉村に移り住んできて、多くの村民の方と知り合い、声をかけてもらい、親切にしていただきました。仕事や友人関係以外に、そういった多くの人と繋がり感謝を抱く感覚は、自分の地元ですら感じたことのないものです。これからも自分にできる形で、その気持ちにお返しできるよう過ごしていきたいです。


インタビュアー
椎葉村地域おこし協力隊
移住コンシェルジュ
玉野由子